行っている検査について

当院で出来る検査は以下の通りです。
血液検査
  • 血算(白血球数、赤血球数、ヘモグロビン値、ヘマトクリット値、血小板数)、及び、CRP(C反応性蛋白・・・体内の炎症反応の強さを調べる検査)
  • 随時血糖値測定
  • 血液型(A・B・AB・O型)
  • 生化学・内分泌関連・アレルギー抗体価などの検査については、外部業者(BML)に委託となっております。
尿検査
  • 尿定性検査
    (尿の比重・pH(酸〜アルカリ性の度合い)・
    蛋白・糖・潜血・ケトン・亜硝酸塩・
    ウロビリノーゲン・ビリルビン・白血球反応
  • 尿沈渣
X線検査
胸部レントゲン一般撮影

胸部の炎症などの異常を調べます

心電図
  • 12誘導心電図検査
  • 24時間ホルター心電図検査
    一日24時間を通じての心電図の変化を記録することによって不整脈(「胸がたまにどきっとする、または、どきどきする」「喉元がつまってくるかんじがあって、息苦しい」)虚血性心疾患(狭心症など;「胸がぎゅーっと締め付けられる」「坂道や階段を登って歩いたりすると息苦しくなる」)などの疾患について、詳しくしらべていきます。)

    フクダ電子製
     デジタルホルター記録器FM−120
    110mgのスモールサイズですので、
    負担は少ないと思います。
血圧脈波測定装置
四肢のカフ+心音マイクを付けることで、
以下の事がわかります。
  • ABI(足関節上腕血圧比
    下肢の血圧/上肢の血圧
    (正常値は0.9〜1.2であり、これを下回ると、閉塞性動脈硬化症などによる下肢血流障害の疑いが 強くなります)
  • PWV(脈波伝搬速度)
    =動脈の長さ/
    脈波伝搬時間
     (ある長さの血管で波が伝わる時間)
    (PWVが大きければ、動脈の壁が硬い可能性
    →→→血管(相当)年齢は高い、といえます)
    なお、最近では、新たにCAVIという値があり、
    これは、PWVに相関性があり、かつ、血圧などの
    影響を余り受けないことから、新たな血管年齢の
    指標として、注目されてきています。

    フクダ電子製
    血圧脈波測定装置
    VaSeraVSー1000
超音波診断装置

 この装置は、プローブとよばれる端子を体の表面に当てる事により、ここから体内に照射した超音波のはね返り信号を再構成して、画像化するもので、当院のものは、高画質画像を獲得できるようなデジタルエンジンを積んでいます。超音波診断検査(別名”エコー検査”)とは、この再構成された画像をみて、体内の状態を調べるもので、当初は主に、動いている心臓を検査するために開発されたものですが、それ以外でも、腹部臓器(肝臓、胆のう、膵臓、脾臓、腎臓、膀胱など)の検査についても高い能力を発揮します。

エコー検査で分かる事は、以下のものです。

【心臓超音波検査】

心臓の形態や機能を調べることにより、先天性の心疾患(心房中隔欠損症、心室中隔欠損症など)、心臓の弁膜異常の有無(心雑音に対しての詳しい検査)、心筋梗塞や心筋症などの壁運動機能・形態異常や、心臓の機能不全の度合いなどの評価に威力を発揮します。

【腹部超音波検査】

以下の腹部臓器における疾患の精査には欠かせない検査です。

肝硬変、肝のう胞、肝血管腫、肝臓ガン、胆石(胆のう結石、胆管結石)、胆のうポリープ、胆のうガン、膵のう胞、膵臓ガン、脾腫、腎のう胞、腎結石、水腎症、尿管結石、膀胱結石、膀胱ガン、前立腺腫大など

特に、腫瘍や石などの形態的な変化を伴う疾患の診断に威力を発揮します。
(ただし、超音波は空気は通れないために、腸管ガスをなるべく少なくするために検査前はなるべくなら空腹状態が望ましいです。また、膀胱の周辺をしっかりと調べるためには検査時に、膀胱内に尿がたまっていた方がよく見ることができます。)

【頚部超音波検査】

主に甲状腺の形態の変化(腫瘍など)や、頚部の血管(動脈)の動脈硬化の程度など比較的浅い部分の形態異常を調べるのに役立ちます。

フクダ電子製
デジタル超音波診断装置
UF−8700